【新唐人2013年3月28日付ニュース】中国のネットユーザーが書き込んだ情報によると、安徽省で24日、妊娠7カ月の妊婦が地元一人っ子政策委員会によって強制堕胎させられたそうです。
25日、我々は妊婦の家族に電話取材を行いました。妊婦の夫によると、ネット上の情報は事実で、現在地元当局と話し合いを進めているそうです。
安徽省滁州市鳳陽県 妊婦の夫
「意外に妊娠してから、ある人が告発したので私たちは捕まりました。子供は昨日死にました。中絶注射をしたのは先週金曜です」
新唐人記者
「今 近くに人がいますか?話するのは不便ですか」
安徽省滁州市鳳陽県 妊婦の夫
「隣に人がいます。ええ」
強制堕胎させられた妊婦・呂(ろ)さんの夫は、生まれも育ちも農村で、二人兄弟のどちらも女の子しかいなく、労働力になる男の子を望んでいたといいます。皮肉にも今回おろされた胎児は男の子だったそうです。
安徽省滁州市鳳陽県 妊婦の夫
「私はこう思っています。二人目を生んだとしたら、我々大人を処分すればいい、子供には罪がありません。我々が何も知らない状況下で、彼らは子供を殺しました」
また、妻の呂さんはまだ病院におり、おろされた胎児が男の子だったことは妻に告げられず、悲しい気持ちでいっぱいだと示しました。
中国では一人っ子政策の名のもと、30年以上強制堕胎が実行され、それに伴う社会問題も後を絶ちません。
“計画生育委員会”と呼ばれる一人っ子政策部門は1981年に設立され、今年の全人代で他の部門と合併しました。2010年まで、強制中絶させられた人数は2億7200万人。また、一人っ子政策違反で徴収した罰金総額も一度も公表されていません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/03/26/atext869648.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)